grapefruitfloridaの日記

なんとな~く、日記を書いてます。

矯正歯科で涙した思い出

今でこそ、私の歯並びは良いのですが、以前はかなり歯並びが悪かったのです。
見た目の問題もありますが、歯の並びが悪いと虫歯になりやすいということもあって、矯正歯科に通うことにしました。
トータルで2年程通いましたが、治療中に印象に残っている思い出があります。
矯正歯科に通うと、必要に応じて、虫歯ではない歯を抜くことがあることは知っていました。
もちろんその旨説明も受けていました。
私は、顎のサイズの割に歯が大きいようで、結果的には4本も歯を抜くことになりました。
1本目を抜いた時のことです。
私が通っていた矯正歯科の先生は、とても丁寧な治療をしてくれるのですが、歯を抜く際に、これから麻酔を打ちますよとか、これから歯を抜きますよなどと事細かく伝えてくるのです。
こちらとしては、あまり「これから、これから」と言われると、逆に緊張してしまいます。
適度に教えてくれた方がありがたいのですが、優しく丁寧な治療を心がけているせいなのか、本当にマメに状況を話してくれるのです。
歯を抜くことが、それほど怖いとは感じたことがなかった私ですが、「これから」という言葉が、たびたび先生の口から発せられたため、少しずつ怖くなってきてしまいました。そして、そのせいか顎がガクガクしだしたのです。
それに対しても先生は、「大丈夫ですよ」と慰めてくれました。
そして、思いもよらぬことが起きてしまったのです。
私のコンタクトがズレてしまい、涙が出てきたのです。
先生は「大人の人でも歯を抜くのは怖いですものね」などと、またしても励ましの言葉をくれたのですが、私は口を大きく開けた状態であるため、コンタクトがズレただけですとも言えずじまいでした。
帰りがけには、受付の方からも慰められたのですが、とうとう誤解ですとは言えませんでした。
歯医者で涙を流したのは、あれが最初で最後です。