中古機械は色んな意味で人気あり

駅前再開発が始まると、駅前に立地している町工場は閉鎖されて、移転するか廃業するという形になります。まったく新しい街に生まれ変わりますが、昔の風景がなくなってしまうことには、寂しさを思えることもあります。

その時には古い工場の建物を解体するということになりますが、工場内には製造や加工のための機械がわんさかと入っています。
工場を廃業するに至った場合、工場内にある中古機械はどうなるかというと、中古機械の買取業者が使えそうなものを買い取っていくことがあります。中古の機械とはいっても、旋盤など使える機械は価値が高く、中古でも業界では需要があります。
新品の工作機械を購入することは、確かに全てが真新しく、最新の機械であるために性能も保証付きとなっています。新品の機械を好まれる場合もあると思いますが、中古の場合は旧世代の機械であることが多く、古い機械を使い慣れた作業員は中古を好んで選ぶこともあります。
中古機械のメリットは、やはり価格が新品の半額以下となっているなど、ずっと安く買えることに尽きます。多少は見た目が錆びついたりしていても、整備すれば十分使えるものばかり販売されます。実際に中古機械の販売業者は、使える機械だけを販売していますし、販売の前には整備をしっかりしたり、壊れている部品は取り替えるなどの配慮もされています。

そういう意味で、工場では中古機械のほうが新品よりもずっとお得感があって人気があります。