高校時代の後輩が可愛くて泣きそうだった。

私の高校時代は今のように緩くなかったので後輩と先輩の仲はもっとキビキビしていました。私も同じ部活の先輩には全く頭が上がらなかったです。運動部など先輩の言う事は絶対で、本当に逆らえなかったです。特に女子高だったので結構えげつない事も言ったりしたりと大変でした。なので自分を慕って懐いてくる後輩は本当に可愛くて久しぶりに会っても変わらなかったので思わずいい子いい子してしまいました。さすがに恥ずかしいと嫌がられましたがそれでも振り払わないのをいい事にずっと撫でていたら同級生に止められてしまいました。少し残念です。

で、その後輩が可愛い事をしてくれました。今時の高校生でもしないような事を素でやるんですからびっくりです。私ではあんな事はできません。
何をしたって、たまたま迷い猫が足元にやってきたのに猫ブームな事も手伝って後輩がすぐに撫でだしたのです。

それだけでも十分に可愛いのにノラ猫らしいその猫に向かって『どこから来たにゃん』と声を掛けたのに本当に驚きました。聞き間違いかと思って凝視してしまいましたよ。赤ちゃん言葉ならぬ猫ちゃん言葉で聞くんですよ。可愛すぎでしょう。その後も『煮干しならあるけど食べるかにゃん』『ひとり…じゃない一匹かにゃん』とずっとその調子で聞いているから一緒にいた同級生と固まって見続けてしまいました。立ち上がって私の後輩かわいいでしょう、って叫びたくなるくらいに可愛かったです。

赤ちゃん相手にこういう言葉を使う事はよくありますが猫相手にそんな言葉を使っている事にびっくりです。私が学生時代でもこんな事しなかったというのに、純粋な子なんです。自分が綺麗でなくて悲しくなります。恥ずかしいのかどうしてもできないんです。これを同級生がしていたら笑ってしまったかもしれませんが後輩ってやっぱり偉大ですよ。先輩にも敬意を表しますが後輩は守らないといけないって感情があるから余計にそう思うのかもしれません。やっぱり学生時代の関係者と久しぶりに会う事は癒しをもらえて大切だなと思いました。