grapefruitfloridaの日記

なんとな~く、日記を書いてます。

聴覚障害の差別とこれからの課題

聴覚障害者は耳が聞こえないだけで耳以外は健常なので障害者と見られていないことがあります。聴覚障害者は耳が聞こえない分、情報が遅れがちで理解も時間がかかるのです。なので火災などの自然災害の緊急時に情報がないと不安になりがちです。だから聴覚障害者は日常生活から情報を把握するのに健常者とは1歩遅く知ることが多く一般の人より行動が遅れたりなど悩むことがたくさんあります。

そして、聴覚障害者は耳が聞こえないので声も分からないまま育つので発音が悪い人や教育しつけが良ければ発音がいい人様々な聴覚障害者がいます。なのでコミュニケーションに問題があり、会話が困難で心細いところがあります。昔は聴覚障害者でも一般人間並みに口話出来るように厳しい過酷な発音教育がありました。現在は手話言語法が施行され、手話が普及となってきています。

私は生まれつき聴覚障害です。私は小さい時、親の厳しいしつけで口話が80%出来ます。しかし100%とはいえないので上手くコミュニケーションがとれないことがあります。コミュニケーションしたくても話が通じないから諦めかけることが多くて心細いと感じたことがたくさんありました。前の職場で聴覚障害についての説明をしましたが理解してくれなく、手話を覚えてくれなかったのですが口を大きく分かりやすい口調でお話はしてくれました。でも私としてはコミュニケーションをスムーズに取りたい気持ちが強く、手話を望んでいました。ある健常者から「手話を使うと頭おかしい人にみえる」とひどいことを言われたことがありました。聴覚障害者は音がない世界にいるので音声は読み取れないですし、方法としては身ぶり、ジェスチャー、空かき、顔の表情で言いたい事を伝えるといった一生懸命、相手に伝えようと頑張っています。

聴覚障害者は健常者にはないものを持っています。それは「見る力」です。聴覚障害者は日常生活から聴覚障害者同士は手話を使うので目を特に鍛えているので健常者には気づかない細かいミスとか細かい欠けを発見出来ると言った素晴らしいところもあります。なので車関係の大手企業では聴覚障害者が部品の欠けを発見してクレームを減らすことが出来たといった話があります。なので我々聴覚障害者を冷たい目で見ないで暖かい目で見てほしいです。手話の輪が広がると素敵な出会いもあると思いますので手話に興味あったら指文字から覚えてみましょう。指文字から覚えた方が手話が分からない時に、聴覚障害者に指文字で聞くことも出来るので指文字からスタートをお勧めします。

f:id:grapefruitflorida:20170316174957j:plain